今年もいよいよスタートしたかんぴょう加工。
生産地では農家さんが明け方から汗だくになってかんぴょうを剥いています。
剥いたかんぴょうは竿に吊るされて一日中干して乾燥させます。
干して乾燥させているかんぴょうです。
ひらひらと風になびいているのが分かると思います。
そして、ここで重要なのが、
これ。
何だか分かりますか?
「裾分け」という作業です。「竿回し」なんて言い方もあるのですが。
乾燥前のかんぴょうは水分もありベトベトしているのですが、放っておくと隣同士のかんぴょうがくっついてしまう事があるのです。そのままにして乾いてしまうと剝がれなくなってしまうので、かんぴょうを分けてあげる作業なんですね。
ちなみにこの作業は、先っちょがくるくる回る棒状の道具を使用します。
私もこの作業やらせてもらった事があるのですが、さっき裾分けしたかんぴょうが結構すぐくっつきます。ラブラブなカップルみたいに。
「お前ら、この暑いのにベタベタくっついんてんじゃね~よ!」と心の中でひがみながら行うのが「裾分け」です。
株式会社小野口商店